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からだの育ちと、脳の育ち

今日、6年生が集まって行われた運動会に行ってきました。
歩き方や走り方のバランスが崩れていたり、踏み切り線に合わせてうまく踏み切れなかったり──
そんな子どもたちの姿を見て、あらためて感じたことがありました。

脳トレ教室でも、机にもたれかかるように座るお子さまや、肘で身体を支えながら座っているお子さまが増えています。
これらは単なる「姿勢のくせ」ではなく、体幹や筋力の弱さが背景にあることが多いのです。

幼い頃に十分に身体を動かす経験が少ないと、筋肉だけでなく、平衡感覚や空間認知、集中力の土台となる
「脳の司令系統」も育ちにくくなります。
その結果、

  • 姿勢が保てない
  • 集中が続かない
  • 転びやすい
  • ぶつかりやすい

といった日常の中での小さなつまずきが増えていきます。


身体を動かすことは、「脳を動かすこと」。
外で遊ぶ中で、五感を使って感じた風や光、仲間との関わり──
そのすべてが脳の発達を支える大切な刺激になります。

これからも「脳トレ教室わかば」では、
身体と心、そして脳を一体として育てる活動を大切にしていきたいと思います。

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2025/10/15        webmaster   |    タグ:身体をうまくコントロールしよう , 手でつかむ , 足で踏ん張る

意外と覚えていませんよ。

「今日の給食、何だった?」から始まる学び

今日、5年生の子どもたちと「給食」について話をしました。
ところが——。
お昼に食べたばかりなのに、何を食べたのか、どんな献立だったのか、
すぐに答えられない子が多かったのです。

そのことを、お迎えに来られたお母さん方にお話ししたところ、
あるお母さんが家に帰ってから「今日の献立は八宝菜でした」と連絡をくださいました。
さらに、「どうして“八宝菜”って言うんだろう?」と、
親子で一緒に料理の名前の由来を調べてくださったそうです。

ほんの小さな出来事ですが、
「調べてみよう」とお母さんが働きかけることは、
お子さんの“学びの姿勢”を育てる大きなきっかけになります。

わかば脳トレ教室では、
こうした“日常の中の気づき”や“親子の対話”を大切にしています。
学びは特別なものではなく、毎日の暮らしの中にあふれています。

ちなみに、八宝菜の名前の由来ご存じですか?

宝菜の名前の由来は、「八」が「たくさんの」、「宝」が「貴重な」、「菜」が「料理」を意味し、
「たくさんの宝を集めて作ったように美味しいおかず」という意味が込められているようです。

「八」は8種類という意味ではなく、日本でいう「五目」と同じように「多くの」という意味で使われています。
八宝菜は、豚肉、エビ、イカ、キノコ類、タケノコ、ニンジン、白菜、ピーマン、うずらの卵など、
多種多様な具材を炒め、とろみをつけた中華料理です。
八宝菜の起源には諸説あります。 清の時代の政治家である李鴻章が、友人の家で食べた五目うま煮を気に入り、
料理人に研究させて生み出したという説。
清の第六代皇帝である乾隆帝がお忍びで入った料理屋で、あり合わせの材料で作られた料理を気に入り、
「八宝菜」と名付けられたという説。
宮廷の料理人たちが残り物で作ったまかない料理を、皇后が気に入り「八宝菜」と名付けたという説。

また、八宝菜をご飯の上にかけたものは「中華丼」と呼ばれ、これは日本発祥の料理だそうです。

こういう豆知識って、意外と役に立ったりするんですよね。

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2025/10/14        webmaster   |    タグ:学びのきっかけ , 豆知識

最近直前のことが思い出せないんです。

今年、81歳になる脳トレ教室の受講生さんのお話しです。

81歳ですが、まだまだスポーツも現役の選手で試合にも出られています。

そのスポーツは、大相撲の番付と同じように年齢で番付が決まります。

81歳なので、もう横綱かと思いきや・・・まだまだ小結  それに、全国の小結さんは、1250名もいらっしゃるんですよ。

すごいでしょう。 前置きが長くなりましたが・・・

その受講生さんが、最近、今見たことが覚えられないので痴ほうが始まったのでは?と心配されていましたので、どういうことなのかお話しを伺うと、折り紙でポチ袋の折り方を教えてもらったのに、今、説明を聞いたのに覚えてなくて、折れないんです。ということでした。

じゃあ、一緒に折ってみましょう。と一緒に折ってみると、四角の折り紙を三角に折るのですがその時に二つ折りにして三角にしているのですが、次にもう一度、三角にした折り紙を中心から横に折ります。

で、私、気づいてしまいました。

「覚えられない…」そう感じるとき、もしかしたら“覚え方”にコツがいるのかもしれません。

なので、折っている最中にちょっとだけ注意することをお伝えしたら…なんと、ちゃんと一人で折れるようになりました。

今日の大人脳トレでは、
“道筋を確認しながら覚える”練習をしました。

ただ見ているだけでは、
脳の中に“道”ができていません。
どんな順番で?どうしてそうなるの?
それをたどることで、記憶はスッと入っていきます✨

覚えるより、“たどる”ことから。
それが、脳に届く学び方なんです

最近、忘れ物が多い。 覚えられない。と心配している方は是非、ご連絡ください。

あなたの心配ごと一緒に解決しましょう。

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折り紙折って ハサミでチョキチョキ  うわー! すごいねぇ!4歳児も感激です。

4歳児 左側は、慎重に開き終わってちょっと形が見えたところ。

    右側は、ハートがたくさんできてたのがわかって満面の笑み

この笑顔で、脳がしっかり刺激されていることが伝わってきますね。

 

折り紙を畳んで切って広げるあのワクワク体験、実は脳のいろんな部分を同時に使うんです。

yes脳のどこが刺激されるのか

1. 前頭前野(考える力・予測)

「ここを切ったら、どう広がるかな?」と予測する力を使います。

試行錯誤や工夫をするたびに、計画性や柔軟な思考が鍛えられます。

2. 頭頂葉(空間認知)

折った紙の奥に、まだ見えない模様をイメージすることで空間認知力を使います。

「折り」「対象」「左右対称」といった概念を体感で理解する助けになります。

3. 後頭葉(視覚処理)

広げたときにパッと見える模様を認識・分析することで、視覚的な情報処理が活性化します。

「対称性」「繰り返しパターン」を視覚的にとらえる練習になります。

4. 運動野・小脳(手の器用さ・協調運動)

折る・押さえる・切るなどの細かい手作業で、巧緻性(指先の器用さ)を刺激。

集中とリズム感、小脳の調整機能も働きます。

yesこの遊びで得られる働き

予測力・想像力:切る前に「こうなるかな?」と考えることで発想が豊かになります。

論理的思考:「折った数=模様の繰り返し」といった法則性に気づきやすくなります。

驚きと発見:予想と違う模様が出たときに「なぜ?」と考える探究心が育ちます。

集中力と達成感:切って広げる瞬間の楽しさが、次の挑戦意欲につながります。

 

これって「遊びながら図形センスと想像力を同時に伸ばす脳トレ」なんです。
神経細胞が伸び盛りの子どもたちにぴったりな活動ですね。

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2ヵ月ぶりの脳トレ教室です。

夏休みお休みをいただいていた、大人のための脳トレ教室

2ヵ月ぶりに開催いたしました。

 

久しぶりなので。今日は脳ならし(ごめんなさい。勝手に言葉を作りました。)

 

最初は、参加者全員で「おはじき飛びゲーム」です。

お隣のおはじきをピョンピョン飛んで集めていくゲームです。

「おはじき飛びゲーム」は、誰でも気軽に楽しめるシンプルなゲームですが、実は脳への刺激がたっぷり詰まっています。

駒を飛び越して取るたびに、

  • 先を読む力(計画力)
  • どこを動かすか考える力(論理的思考力)
  • 集中力や注意力
  • 盤面をイメージする空間認知力


といった脳の働きが自然に鍛えられます。

「楽しい!」と感じながら取り組むことで、脳は活発に働き、若々しさを保つことにつながります


子どもから大人まで一緒に楽しめるのも魅力です。

遊び感覚で続けられる、わかばおすすめの脳トレです。

 

 

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第1回 子育ての悩みにこたえるQ&A

子育てをしていると、毎日のように小さな悩みや「どうしたらいいの?」という場面に出会います。今日は、保護者の皆さんからよく聞く3つの悩みについて、イーヨーの経験からの答えをまとめました。

Q1. 子どもが「自分でできること」に親がつい手を出してしまうとき、どうすればいいですか?

日坂先生の答え:
授業のときに子どもたちを見ていると、本来なら年齢的にできるはずのことが、なかなか自主的にできない姿があります。その原因のひとつは、普段の生活の中で「自分でやる経験」を積んでいないことにあります。

だからこそ大切なのは、時間がかかっても「できるまで待ってあげる」こと。そして、できたときに一緒に「できたね!」と喜んであげることです。

その積み重ねが、子どもにとって大きな自信になります。「できること」が「やりたいこと」「楽しみ」に変わっていく瞬間を、親として見守れるのは本当にうれしいことなんですよ。

Q2. きょうだいげんかが絶えないとき、どうしたらいいですか?

日坂先生の答え:
実はね、兄弟げんかって「兄弟がいる人の特権」なんです。もちろん毎日のように言い争いをされると、うるさいし、聞いている方はイライラしてしまうものですよね。

でも、考えてみると「今しかできないこと」でもあるんです。そんなときは、思い切ってお母さんも一緒に兄弟げんかに入ってみませんか?

子どもたちは「え?」とキョトンとします。そこで、「お母さんも小さいころ兄弟げんかしてたから懐かしいなぁ。こうやって本気でけんかできるのも、あと少しの時間だから楽しんでね」と伝えてあげる。

そうすると、不思議と子どもたちのけんかのトーンも下がって、いつのまにか遊びの一部のようになっていきます。兄弟げんかも成長の証。大人の関わり方で「学び」に変えられるんですね。

Q3. 子どもが勉強や習い事を「やりたくない!」と拒否したとき、どうすればいいですか?

日坂先生の答え:
子どもだって、大人と同じように「勉強や習い事がいやになるとき」があります。そんなときは、無理にやらせようとするよりも、ちょっと工夫してみましょう。

たとえば「じゃあ、お母さんが代わりにやってみるから、間違ってないか見ててね」と声をかけて、お母さんが取り組んでみる。あえて間違った解き方をしてみて、子どもが気づくかどうか試すのもいい方法です。

また「ここ難しいなぁ。どうやって解いたらいい?」と逆に子どもに尋ねてみると、子どもは自然と考えたり説明したりする流れに入っていきます。

大切なのは、子どもとやり取りをしながら「一緒に考えたり悩んだりすること」。そうすると「やりたくないのは自分だけじゃない」「間違えてもいいんだ」と感じられるようになり、少しずつ拒否感がやわらいでいきます。

まとめ

子育てには「こうすれば正解」という答えはありません。でも、ちょっと視点を変えたり、子どもと一緒に楽しんだりすることで、悩みが学びや成長のチャンスに変わっていきます。
次回も、保護者の皆さんの声に応える形で、日坂の経験からヒントをお届けしますね。

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2025/09/02        webmaster   |    タグ:子育てのヒント , 子育てあるある , わかばの子育て応援

山の学校にピザ窯を作ろう!!

夏休みに、西彼町のこぐうぞうの森に遊びに行きました。

そこには、手作りのピザ窯があったり、ハイジのブランコみたいにロープが長ーいブランコがあったり、「やっほー」と叫ぶと「やっほー」とやまびこが返ってくるところがあったり、1日いても遊び飽きないようなところなんです。

山の学校も今は、夏休みの間、一人でお留守番しているお子様方の居場所として活動をしているのですが、活動の幅を広げたいと考えていまして、遊び場やピザ窯を作りたいと考えていて、まず手始めにピザ窯を作ろうということになりました。

突然ではありますが、「山の学校にピザ窯を作ろうプロジェクト」ということで、募金活動始めます。

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明日から新学期

今年は、1週間ほど早く学校が始まったところもありましたが、ほとんどの学校が明日から新学期ではないでしょうか。

明日は、夏休みの思い出をたくさん抱えて登校する子どもたちにたくさん出会えると思うとワクワクします。

 

ただ、9月1日は、小中高の子どもたちの自殺が年々増加し、とくに9月1日は多いのだそうです。

 

あなたの周りに、元気のない子がいませんか?

食欲のない子がいませんか?

笑顔のない子がいませんか?

周りにいる子供たちの様子を眺めて、気になる子がいたら、夏休みはどうだった?と声をかけてあげてください。

少しはなしをするだけでも思いつめた心が一時的にでも緩むことがあります。

どうか地域の子どもをみんなで見守っていきましょう。

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2025/08/31        webmaster   |   

ピザ窯づくりに着手しました

「山の学校」のシンボルとなるピザ窯。
ついに、その第一歩を踏み出すことができました。

ここまでたどり着けたのは、募金をしてくださった皆さま、
そして、私たちの活動をシェアし、広めてくださった方々、
お一人おひとりの温かいお気持ちのおかげです。

お金という形だけでなく、「応援しているよ」「広めるね」という声や行動が、
私たちにとって何よりも大きな支えになっています。

子どもたちの居場所をつくりたい、
安心して笑顔で過ごせる場を残していきたい、
その願いが、少しずつ形になってきています。

心から、ありがとうございます。
これからも「山の学校」の歩みを一緒に見守っていただけたら嬉しいです。

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今日は夏休み最後の日でした。

山の学校も無事、事故やケガもなく活動を終えることができました。

今年は、食材を提供してくださったり、山の学校の草刈りをした頂いたり、ほんとうに周りの皆様に助けていただきました。

ありがとうございました。

 

で、今日の山の子たち・・・

お楽しみ会で佐世保へおでかけ・・・

佐世保と言えば、海上自衛隊の資料館 ちょうど無料開放されていることを聞き、なかなか行けないところなので行ってみました。

海軍時代の軍艦や海上自衛隊になってからの巡視船(船の呼び方が正しいかどうかは定かではありません。)の模型がたくさんあり、

ちょっと興味深くみました。

子どもたちも、船を操舵するシュミレーションで船を衝突させないように操船していましたが、車のハンドルのようにはいかず、最後は衝突してしまいましたが…

面白かったので、また行きたいと言っていました。

気になられた方は、こちらから→佐世保地方隊『西海の護り』|佐世保史料館セイルタワー

 

長い夏休みでしたが、事故やケガもなく終了できてよかったです。

 

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2025/08/29        webmaster   |    タグ:子ども成長 , 挑戦する力 , わかばの子育て応援 , 山の学校