子どもを育てているとついつい手をかけすぎてしまうことってありませんか?
どんなところに手を出し過ぎているのか…
例えば、やっと歩き出した子ども
足元がおぼつかなくて何度も転びます。
その度に、あらら・・・大丈夫? 危ないね。お洋服も汚れるし、怪我したら大変。もう、抱っこしてあげるね。
そういう風に考える保護者の方は、その子が1歳になっても転んだら起こしてあげて同じことを言っていると思います。2歳になっても同じように起き上がらせ、「転ばないように注意して歩きなさいね。」と声をかけていると思います。
そして、3歳、4歳、5歳になってまだ転ぶ我が子に「どうしてそんなに転ぶの? もう大きいんだから一人で起きて歩きなさい。」「いつまでも手がかかるんだから」って・・・言ってないですか?
このお話を読んで違和感を感じないですか?
時間を巻き戻して・・・
最初に転んだ時にすぐ手を差し出して起こしてあげるのではなく、子どもが自分で起き、立ち上がるのを待ってあげることが必要なのです。
最初だから、時間もかかるでしょう。でも、それを見ながら保護者は「頑張れ」「頑張れ」って声をかけて応援するんです。
すると、子どもは何度かめで起き上がる要領を覚えますし、転んでもケガをしない態勢を身につけるのです。
そうやって自分で立ち上がる。ということを学習するのです。
それを「かわいそう」「ケガする」「服が汚れる」などの理由で子どもが次のステップへ進もうとする機会を奪っているんですよね。
子どもは、最初に楽なことを教えてしまうとキツイこと、痛い事、汚れることなどを嫌い歩くことすらしたがらなくなります。
歩くのが嫌いになると全身の運動能力がかなり低下します。というか、未発達のままの状態で4,5歳になってしまうと身体を支えたり身体のバランスをとることができず、縄跳びやスキップ、ダンス等リズミカルな動きができなくなってしまいます。
転んだ時に何も考えず、起こして抱き上げていたことが5.6歳になってそういうところに影響が出るって知っていましたか?
身体を支える力が弱いと小学生になってからも椅子に座って授業受けることが苦痛になってしまうんですよ。(おまけ情報)
たったそれだけの事なのに・・・・・結果が重すぎないですか?
今日から、お子さまに手を貸す時はその影響がどんなふうに出るのかまで考えて出してくださいね。