出来ることはできるうちに
おはようございます。
今日は、私の母のおはなしを・・・
母は、92歳になりました。
特に持病もなく元気に暮らしていました。
毎日、公民館講座に通いいろんな年齢層の方たちとお友達になり、運動をしたり、歌を歌ったり、手芸をしたり・・お料理をしたり
それはそれは毎日充実した日々を送っていました。
私もそんな母を見ながら年をとっても元気で好きなことができるって幸せだなぁ…私も母のような人生を送りたいなぁとずっと母の後を追っかけてきました。
ところが、コロナ禍になり母の生活は一変してしまいました。
人に会えない、どこにも行けない、それでも1年目はなんとか兄弟でフォローしていましたが、運動量が落ちたのでお腹が空かない、ご飯を規則正しく食べない、人と会って話をしない・・・
体重が落ち、筋力が落ち、杖を持たないと歩けなくなったり、耳が聞こえにくくなったり、言葉がはっきり発音できなくなったり・・・生活するのにいろんな支障が出てきてしまいました。
もう少し環境をよくするためにデイサービスに通うことにしたのですが、母は元気だった今までと比べて身体が全くいう事をきかなくなってしまったので、そのことをすごく気にしてストレスになりどんどん鬱状態になっていきました。
周りの人がビックリするくらい年の割に元気だった母が、一気に弱ってしまいました。
あれから2年 今は、ショートステイさせていただいていますが、症状は改善しないまま…
人と話をしない、口を動かさないことで口周りの筋肉が衰えてしまい、咀嚼をしたり飲み込むことも困難になってしまいました。
人間ってこうやって衰えていくんだ。ということを私たちに教えるように母は日に日に弱っていきます。
コロナ禍でなければ、毎日会いに行って身体をさすってあげたり、お話したり、おいしいケーキを一緒に食べたりお茶を飲んだりできるのに…
今は、電話しても出ることもできません。
遠くから今日はどうしているのかな?と心配する事しかできないってほんと切ないですね。
こんな時代に生きているからと受け入れざるを得ない状況ですが・・・
早く自由に会えるようになること、それまで母が頑張ってくれることを祈る日々です。
毎日、元気に顔を見られることの幸せ 一緒にいられることの幸せ
当たり前だと思わないで、鬱陶しいと思わないで・・・
今日も心穏やかな1日でありますように。
写真は5年前の愛媛旅