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3歳児の「おもしろい発達の瞬間」

─ 上は分かるのに、2階の“上”が分からない理由 ─

教室で3歳のお子さんと積み木遊びをしていたとき、
ちょっと不思議で、とても大切な“発達の芽”に出会いました。

■ 同じ「上」でもできたりできなかったり

3つに区切られた積み木のお部屋では、
「2階にお人形を置いてね」と言えばしっかり置ける。
「その上にもう1つ置いてね」もできる。

ところが──
2階建てのお家を作り、
「2階のお人形の“上”はどこ?」と聞くと、
急に分からなくなります。

大人からすると
「どれも“上”でしょ?」と思うのに、
3歳児にはまったく別の世界なんです。

■ 実はこれ、とても重要な発達サイン

3歳児は、
“上・下・前・後”の基本的な空間概念が育ち始める時期。

でも、目の前の物体の「上」、建物としての「上(階層)」

この2つはまったく認知の難しさが違います。

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2025/11/15        webmaster   |    タグ:学びの習慣 , 学びのきっかけ , 分からないことを知る

脳トレ教室わかばの先生は、本気です。

私たちは40年間、子ども達の成長に寄り添い続けてきました。


長いお子さまでは12年、入学前のお子さまでも4年から6年。
その大切な時間を、共に歩ませていただいてきました。

子ども達を取り巻く環境の変化

時代の流れとともに、子ども達の環境は大きく変わりました。
便利さと引き換えに、情報があふれすぎて「正しいこと」と「間違っていること」を見極めるのが難しくなっています。

その結果、失敗をしても振り返らず、他人のせいにしてしまう。
また保護者の方も、子どもの失敗を一緒に考えず、庇うことで「正当化」してしまうことがあります。

もちろん、すべてのご家庭がそうではありません。
けれども、「子どもをしっかり見守り、考えさせる」姿勢が弱まっているのは、確かな現実です。

小学校入学までに育てたい「生きる力」

私たちが40年、大切にしてきたことがあります。

  • 自分で考えようとする意欲
  • 人の話をしっかり聞く姿勢
  • 素直な気持ちで人と関わる心

これは勉強以上に、その子の人生を支える「生きる力」です。
社会に出てから、困難に立ち向かい、人を支え、自分を成長させていく力にもつながります。


保護者の皆さまへ

お父さん、お母さん。
どうか、私たちの言葉に耳を傾けてください。
そして、お子さまを「できる」と信じ、挑戦を支えてあげてください。

子ども達は、信じて待ち、正しく導けば、必ず応えてくれます。
その姿はやがて、社会に光を灯す人へと育っていきます。

40年続けてきた経験から、私は確信しています。


**「子ども達は、大人が本気で向き合えば、必ず伸びていく」**ということを。

脳トレ教室わかばは、これからも優しく、そして力強く、子ども達と共に歩み続けます。

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小学校入学までに身に着けたい習慣と理由

1. 人の話をちゃんと聞いて考える

理由:先生や友達の話をしっかり聞けると、授業内容を理解できるだけでなく、友達との関係づくりもスムーズになります。「聞く力」は学習の基礎であり、相手を尊重する姿勢にもつながります。


2. 指示にきちんと従う

理由:学校生活は集団での行動が多いため、指示を理解し行動できることが大切です。安全を守り、学びや遊びを安心して進められる力になります。


3. 「出来ない」と言わない

理由:挑戦する気持ちが育つと、学習の幅が広がります。最初から「出来ない」と決めつけずに取り組む経験が、自信と達成感につながります。


4. 「出来なくてもいい」と分かる

理由:完璧でなくても大丈夫だと知ることで、失敗を恐れずに挑戦できます。「できなかった」ことも学びの一歩だと感じられると、成長がスムーズになります。


5. 「出来ない」と「しない」は違うと理解する

理由:努力をすればできることまで「しない」と避けてしまうと成長が止まってしまいます。「できないこと」と「やろうとしないこと」を区別する力は、学び続ける姿勢を育てます。


6. 出来ないことを誰かのせいにしない

理由:責任を他人に押しつけず、自分で受け止める習慣は、主体性と人間関係の信頼を築きます。トラブルが起きても冷静に解決する力につながります。

日々の注意点(親や周りの大人ができるサポート)

共感しながら促す:「頑張ったね」「次はこうしたらどうかな?」と声をかけて、自信を積み重ねる。

できたことを具体的に褒める:「最後まで聞けたね」「諦めずに挑戦したね」など成果より姿勢を評価する。

小さな成功体験を用意する:少し頑張ればできる課題を一緒に取り組み、達成感を味わわせる。

失敗を一緒に受け止める:「できなくても大丈夫」「次のチャンスがあるよ」と安心感を与える。

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