11月1日 水曜日
秋深くなりいろいろなことを考え、想うことが多くなったこの頃
みなさんは、どんなことを想うことが多いですか?
私は、やはり、未来を担う子どもたちのことですね。
時代が変わり子どもたちの成長発育環境もがらりと変わってこれから育っていく子どもたちは新人類と呼ばれたりしています。
生まれてすぐに電子機器に囲まれて1歳くらいになると携帯片手に遊んでいるんですものね。
電子機器が悪い訳ではないのですが・・・
でも、子どもたちは人間なんです。
これからの時代、AIが私たちの生活の中にたくさん入りこんでいろいろと助けてくれるでしょう。
携帯も子どもたちのタブレットも情報を得る一つの道具としてはいいかもしれないけど、それに頼りっぱなしになる(依存してしまう)と人間としてではなく、感情を失くしたロボットに育っていくのではないかと怖くなります。
アスリート教育の世界では、神経回路が急ピッチで進む5歳から8歳くらいの子どもを「プレゴールデンエイジ」そして神経系の発達がほぼ完成に近づいた9歳から12歳頃の子どもを「ゴールデンエイジ」と呼び、一生通用するセンスや技術を身につけられる極めて重要な時間ととらえ、その時期に対応した指導をおこなうことはもはや常識となっているとか。
筋肉や骨などの成長は、ある程度発達した後でも訓練や食べ物によってコントロールすることもできますが、脳神経の回路は一度形成されたものは簡単には消えません。
自転車に一度乗れるようになれば、その後10年乗っていなくてもある程度スムーズに乗ることができます。子どもの頃にある程度の身体感覚を身につけているのといないのでは、その後の運動神経にも大きな違いが出てくるのです。
話しが行ったり来たりしますが、脳は、自分一人だけで伸びていくことはできません。つまり、人間の脳は相手があってこそ才能を発揮できる仕組みになっているのです。