MENU

ブログ

たかが点図形 されど点図形

点図形描写には、脳を鍛えるための凄い効果があるのですよ。

幼児期における「点図形描画」が鍛える脳の機能 (大人にも同じ効果が期待できます。)

幼児期に点図形を描くことは、脳の発達にさまざまな良い影響を与えます。
この時期の子どもは、視覚や手指の動き、思考の発達が著しく、点をつなぐ作業を通じて以下のような脳の機能が鍛えられます。

1. 視空間認知能力(形や位置関係を把握する力)

点と点をつなぐことで、「どこに線を引けばよいか」を考え、形の認識力が向上します。
立体的な感覚や図形の構造を理解する基礎となり、将来的に算数やパズルなどの学習に役立ちます。

2. 目と手の協応(視覚運動協応)

目で見た点の位置を確認しながら、手を動かして線を描くことで、視覚と運動の連携が鍛えられます。これは、のちの「ひらがなを書く」「絵を描く」「ボールを投げる」などの運動能力の発達にもつながります。

3. 集中力と持続力

点を一つひとつ正確に追いながら描くことで、注意力と集中力が身につきます。
幼児は短時間しか集中できないことが多いですが、点図形の遊びを繰り返すことで、少しずつ「やり遂げる力」が養われます。

4. 数概念の発達

点を「順番に」「一定の数だけ」つなぐ作業を通じて、数の順序や「多い・少ない」の感覚が育まれます。これは、数を数えたり、足し算・引き算を理解する基盤になります。

5. 創造力と想像力

点を自由につなげることで「何ができるかな?」と想像する力が養われます。
できあがった形から「動物みたい!」「お花みたい!」と連想することで、発想力や表現力が豊かになります。

6. ワーキングメモリ(作業記憶)

「次はどの点をつなぐのか?」を考えながら作業することで、短期的な記憶を使う訓練になります。ワーキングメモリが鍛えられると、指示を覚えて行動する力や、複数の情報を同時に処理する能力が向上します。

7. 達成感と自己肯定感の向上

点をつないで形が完成することで、「できた!」という喜びを感じ、自信につながります。
小さな成功体験の積み重ねが、学習意欲や自己肯定感の発達に役立ちます。

幼児期の点図形描画は、「見る力」「考える力」「動かす力」をバランスよく鍛え、後の学習や生活スキルの土台を作ります。特に、楽しみながら行うことで、自然と脳が活性化し、豊かな成長につながります。
子どもから高齢者まで幅広い年齢層に有効であり、楽しみながら脳を鍛えることができる点が魅力です。

2025/01/30        webmaster   |    タグ:信じる者は , さあ、やってみよう

COMMENT LIST

COMMENT FORM

  ※ メールは公開されません
Loading...
 画像の文字を入力してください