新月に思うこと
お子さま方は、日本の未来 地球の未来
そして、私たちの老後でもあります。すみません。急に現実に引き戻してしまいました。
お子さま方が、だれも素直に健やかに成長されることは、みなさんの未来が穏やかということです。
私は、小さい頃、大きくなったら子どもたちに関わる仕事をしたい。と思っていました。
今考えると、父や母が教員をしていたので子どもたちといろんなことを楽しくすることが先生というイメージだったのでしょうね。
で、小学校や中学校の先生は、授業の準備や生徒指導やらでとても大変そうに子どもながらにみえていました。
なので、私は、幼稚園の先生になりたかったのです。
そして、幼稚園の先生になりました。
初めて担任となり受け持った子どもたちは、4歳児でした。
お母さんから離れて少し不安も抱えながらも友達と遊ぶことの楽しさが少しずつ分かってとても元気なお子さま方でした。
自由に遊ぶ時間はみんな一緒に駆け回ったり遊具で遊んだりみんな一緒でも良いのですが…
設定保育になるとどうしてもそれまでの経験の差が出て、できるお子さま、できないお子さまの差が出てきます。
できるお子さまは、もっと伸ばしてあげたい。できないお子さまにも手を貸してあげたい。そしてできるようにしてあげたい。
でも、限られた時間ではどうすることもできず、中途半端になってしまうことが度々ありました。
私の、「一人一人を大切に育てることに携わりたい。」という思いは、幼稚園教諭になってすぐに打ち砕かれました。
それから結婚や子育てでしばらくお仕事はお休みしていたのですが、福岡で会社を経営している会長さんと専務さんから長崎で知能教育を行う教室を始めたいというお話しを聞き、直ぐにお話しを伺って「私にその教育をさせてください。」と長崎教室を任せていただきました。
それから、大脳生理学や知能教育の研修を受け長崎教室の開設が決まり、1985.9月に長崎教室が開室しました。
36年間の間にお子さま方の育つ環境は凄く変わりました。保護者の方の子育てスタイルもすっかり変わりました。
これからも、今までの経験から得たものをうまく使って知恵を生かし今育っているお子さま方が素直に健やかに育つよう取り組んでいきたいと考えています。
今は、風の時代とよく言われます。
あらゆる風に乗っていろんな情報が交錯しています。その風に翻弄されるのではなく、自分をしっかり持ってお子さま方の本質をよく見極めて子育てしていくことが大切な時代になっています。
親子の関係性が分かると親も子も楽に成長していくことができます。
私もお子さまの資質をしっかり見極めてお子さまの強みを伸ばしていきたいと思います。
36年間変わらぬ思いを新月の夜に祈ろうと思います。