1月5日金曜日
大きな震災があるたびに、ろうあ者の方々から震災時に困った話を後から聞きます。
耳が聞こえないので一番困るのが、情報が遮断されてしまってどこにいっても情報が入らず、食べ物がなかなか手に入らなかったり、困った事があっても誰にも相談できなかったことだそうです。
耳の聴こえない人は、外見では耳が聞こえないことが分かりません。
耳が聞こえないので、周りに反応することも少ないし、言葉で話ができないので周りとも話をしないので、避難所にいても孤立してしまいます。
今回の能登半島地震で被災された方の中に聴覚障がい者の方もいらっしゃると思うのですよね。
健聴者の人であってもなかなか救援物資が届かず、食料や水が手に入らないと聞きます。
そういう状況だと頼りの健聴者の方々もなかなか周りに目が行き届かないと思います。
自分の家族のことで精一杯ですよね。
こんな時なにも手助けできないことが心苦しいですが… 私は、聴覚障がい者の方の困った話をたくさん聞いたので、今は、「あなたのまわりに耳が聞こえない人がいますよ。」と呼びかることで、一人でも気づいてくださる健聴者の方がいらっしゃったら幸いです。