1月3日 水曜日
お正月から2日続けて大変な出来事が起こってしまったこと、私の今までの記憶にこんなに大変な出来事の記憶はありません。
今日、石川県の救出場面や避難所の様子をニュースで見ながら、ふと、思い出すことがありました。
私は、手話サークルに入っているのですが、その中で聴覚障がい者の方々のおはなしを聞く機会があります。
そのお話の中で特に印象深かったのが、神戸の震災や東日本大震災の時のお話です。
聴覚障がい者の方は、見た目には耳が聞こえないということは分かりません。
周りで何があったかということは、それが視界に入っていれば分かりますが、後ろで何か言われても全く気付くことができないのです。
そんな状況で、避難所に避難している時、食料や水が届いて放送や声でそれを伝えられても、それに気づくことはできません。
何日も空腹で悲しかった。という話をたくさん聞きました。
普段生活している範囲内では、福祉の方が聴覚障がい者の方の把握はされていると思うので、ケアしていただけると思うのですが、今回は、お正月ということもあり旅行中の聴覚障がい者の方も知り合いのいない避難所にいることもあると思います。
皆様のお知り合いの方で被災された地域にお住まいで安否が確認され、安全なところにいらっしゃることが分かった方がいらっしゃいましたら、聴覚障がい者の方がいらっしゃらないか周りを見回していただけるよう声をかけていただけると嬉しいです。
今回被災され無念にも命を落とされた方のご冥福をお祈り申し上げます。
また、まだ安否を確認されていない方々が一刻も早く無事確認されることをお祈りいたします。