2月19日日曜日
大人のための脳トレ教室の脳トレ冊子を作っています。
大人のための脳トレを始めるきっかけは、厚生労働省から発表された高齢者数と認知症患者数を見た事でした。
自分自身がこの数値の中に入っていくんだ。と思ったときに、今までお子さま方のために作ってきたカリキュラムを利用して認知症を先延ばしにするためのトレーニングに使えないかと考えました。そして、自分自身だけではなく、周りの人にも自分の意志で命の最後まで元気に楽しく暮らしてほしいと考え、大人の脳トレ教室を開室しました。
一番最初にいらっしゃった方は、70代のおばあちゃまでした。
脳トレの問題を見ると難しくてできない。と見ただけで判断され、こんなに難しいのはできない。と辞めてしまわれました。
確かに、プリントされた問題を見るとなんだか昔のテストを思い出してしまうのかもしれませんが、問題をよく読んでもらうとそんなに難しいものではありません。
ただ、最初に問題を読むことが面倒で「これは難しいに違いない。」と思い込んで戦意喪失・・・
脳トレをしようと教室まで足を運んでくださったのに、残念なお話です。
これまで9人の方が体験を含め脳トレを体験されましたが、現在続いていらっしゃる方は4名です。
最初は物忘れが…と良くおっしゃっていましたが、最近はそんな話を聞くことがありません。
「難しい」と言う言葉も出なくなってきました。
毎回楽しんで取り組んでいただき、表情もぐっと明るくなられました。
一人だけ男性の方が、退職して間もなく体験に参加してくださいましたが、積木で苦戦され・・・
出来なかったことで戦意喪失・・・
男性の場合は、出来ないことを受け入れられなくて続けられないのかなぁ・・とお察ししました。
でもでもですね。
出来ることをやっても脳の刺激にはならないのです。
少し難しいことを少し頑張ってみることに脳トレをやる意味があるんです。
脳トレ教室は、自分の仕事自慢の場所ではないのです。
それと途中で辞められる理由は、体調不良です。
そうなんですよね。 脳ばかり鍛えていても身体が衰えて外に出られなくなっては本末転倒です。
身体もしっかり栄養を取って、足腰を鍛えて、脳も脳トレをしながらいろいろなことに興味を持って明るく元気に暮らす。
若い人たちには、迷惑かけられない!! 頑張れることは楽しみながらがんばる!! そして自律して元気に暮らすのが一番ですね。