今日は真面目に脳トレの話
今日は、2年生のクラスでカルタ取りをしました。
子どもたちってカルタ取りだとたくさん取ったほうが勝ちって思うでしょう。
圧倒的にとったカードの枚数が違ってくるともう負けた…と戦意喪失するお子さまもいらっしゃいます。
で・・今日は、勝ち負けより取った後のカードでさらに楽しく遊んでみました。
まずは、取ったカードを数えるのですが・・・
普通は、1枚・2枚って数えるところを、 1チョコリ・2チョコリと数の後に「チョコリ」とつけて数えます。
「ちょこり」意味はありません。
ただ、いち・に・さんと数えるだけではなく、普段数えない数え方をすることで脳に負荷をかけるのです。
脳は、ただ数を数えるだけと違って「チョコリ」つけないといけないので同時の2つのことを意識して働かないといけません。
慣れないお子さまは大変です。
いち・に・さんと意識すると「チョコリ」を忘れるし…
「チョコリ」を意識するとイチ・ニ・・・・あれ? いくつまで数えたかな…なんて混乱します。
一度に2つの作業を同時に行うのですから混乱するのですが、でも、この混乱を回避する為に脳は可動域を広げようと頑張るのです。
自分の持っているカードの数を正しく数えるのにかなり時間はかかりましたが…楽しそうに何度も何度も数えていました。
そして、カードの枚数が分ったら… 多い人は、何枚上げたら少ない人と同じ数になりますか?
少ない人は、多い人から何枚もらったら同じ数になりますか?
まだ、平均の出し方を知らない2年生ですが…
カードを眺めたり…並べたり…いろいろ操作しているうちにひらめきました。
最初は、多い数 少ない数と持っているカードが違うので 少ないカードの人に多いカードの人が合わせてカードを取ります。
そして、多い人の取り除いたカードを2人で分けます。分け終わると二人のカードは同じ数になっていました。
そして、最初持っていた数から何枚増えたのかを数えて、少なかった人はその数だけもらった。多い数持っていた人は、その数だけあげた。という答えにたどり着きました。
今日も楽しい授業でした。
脳を使って考えるってとても楽しいこと。って気づいてくれたようです。