8月3日 土曜日
昨日は、電子機器を長時間使用することでどんな影響があるのかを考えてみましたが、
今日は、もっと深刻な状況になる可能性もあること…
皆さん、ブルーライトってご存知ですよね。
ブルーライトは、肉眼がとらえられる光線としてはエネルギーが最も強いと言われています。
よく「太陽光を直視してはいけない」といいます。エネルギーの強い光線は、角膜や水晶体を通過して網膜まで達します。
紫外線に近い波長を持つブルーライトにも同様のことがいえるのです。ブルーライトを受けると眼の細胞が死滅するという、マウスでの実験結果も明らかにされています。
ブルーライトが及ぼす人体への影響としては、下記のことがあげられます。
(1)眼への影響
ブルーライトを観ることで、網膜の中央にある黄斑や角膜への直接的なダメージが懸念されています。眼に痛みを感じたり、眼精疲労を起こしやすくもなります。また三叉神経が刺激され、眼だけでなく顔面にも痛みが生じることがあります。
(2)体内時計を狂わせる
朝は起きて、夜は眠るという生物が本能的に持っている体内のリズムがあります。ブルーライトを浴びることで、体内時計のシステムに狂いが生じます。そこから夜、眠れなくなる、眠りが浅い、といった眠りの質が悪い睡眠障害につながっていきます。
(3)自律神経などへの影響
交感神経と副交感神経の切り替えができにくくなり、自律神経が不調になります。またホルモンの分泌を刺激したり免疫力が落ちるなど、健康体を維持するためのさまざまな機能を低下させます。精神面の不安定にまで発展することも考えられます。
(4)血圧や血糖値への影響
睡眠の質が低下することや自律神経の不調だけでなく、体温や血圧、血糖値にも乱れが出てきます。そうなると、心筋梗塞や脳梗塞、糖尿病、高血圧といった成人病へのリスクが高くなってしまいます。
これは、中高年の話しではありません。
今のお子さま方の環境がこういうリスクを抱えているのです。
もう少し、今のお子さま方の環境がこれからの成長にどんな影響を及ぼすのかじっくり考えてみませせんか?