最近、コロナの影響もあってなのか、授業の時に落ち着きのないお子様が多くなっています。
取り組んでいてもすぐに気が散漫になり席を立って動き回ったり、「これで遊ぼう」というのに
自分勝手に他の教材を触ったり…
お家ではどういう風に声掛けをされていますか?
お子様の自由に任せて静かに遊んでいれば何をしていてもいいやって感じで遊ばせていませんか?
お子さまにとっては、お家の遊び方が遊びのルールになり、どこに行ってもお家の遊び方のルールで遊びます。
習慣ですね。
教室でいろんな遊びや考え方を経験してもお家で自由に遊んでいるとなかなか遊びのルールは変えられません。
遊びのルールには、物事に対しての取り組み方や考え方も含まれています。
特に就学前までは、物事の見方や考え方の幅を広げることが大切です。しかし、それができるようになるためには、落ち着いて取り組めること、興味を持ったら集中して遊べることがとても大切です。
お家で自分の好きなようにばかり動いていると教室で取り組むことが窮屈で楽しくなくなってしまいます。
まずは、お家の遊び方をよく観察して、その時々に大切なことをお話ししてあげてください。
まずは、
- 大人の道具と子どものおもちゃとの違い
- 自分のテリトリーと他人のテリトリーの違い(ご家庭だとキッチンとリビングの違い)
キッチンには、子どもがさわると危ないものがたくさんあるので入らない。
リビングは、みんながのんびりする場所だからは入るのはOK
それと、一番大事なこと
お父さん、お母さんの言うことは「はい」と聞くこと
ほんと
これ一番大切ですよ。
お子さま方がお父さん、お母さんのいうことを「はい」と素直に聞けるということは、日々の生活の中で親子がしっかり寄り添いあっていて親子の信頼関係がきちんと結ばれているということです。
なかなかいうことを聞かなくて…と、よく聞くことがありますが、
お子さまが親の言うことを聞かないことが悪いのではなく、親がちゃんと言葉を届けるための信頼を得ていないというのが原因だと思います。
日々の生活の中でお子さまの様子をよく観察し、言い聞かせるところはしっかり言い聞かせる。
その中でお子さまが言うことを聞けたり、言われたことを守って行動できた時はたくさん褒めてあげてください。
「すごいね。」お父さんお母さんの言ったことをよく聞いてくれてありがとうね。
「とてもうれしいよ。」
こういう言葉の中で育つお子様は、素直で大人を信頼し社会に出た時にみんなに信頼される人に成長されると思います。
10年後20年後そんな人がたくさん溢れている社会にしていきたいですね。