自我が固まる前までに土台作り
「その人独自の発想をする。」「難しい条件の中で適切な判断をする」
知識だけではなく、知能を高めるための土台作りは小学生のうちに済ませておかなければいけません。なぜなら、人間の思考は年齢を重ねるうちに固まっていくからです。
人間の思考とは、口には出さないけれども、それと同じように頭の中で言葉を思い浮かべること。
この思考パターンは年齢と共に固まっていきます。性格で考えると分かりやすいでしょう。時折、年齢を重ねてから何か大きな出来事をきっかけに、性格が変わる人もいますが、そういうケースは稀です。
小学校の高学年や中学生になった時、人間は自我が芽生え、そこから性格の劇的な変化を見せる人はほとんどいないのが実情です。
思考パターンも、性格と変わりません。だからこそ、自我が固まる前の小学校4年生くらいまでに、思考の柔軟性や理論的思考の土台。知的好奇心のアンテナを育てて置く必要があります。
そうしなければ、自我が固まる中学生くらいで子どもは大きく苦しみます。
「自分さえよければいい」「お金だけあればいい」「競争に負けてしまった人のことは知らない」
そうした思考に陥ると、よほどのきっかけがない限りその思考は一生続いてしまいます。
もし、両親や教師から「その考えは良くない。こう変えれば君の人生はもっと良くなるよ。」と注意されたとしても中学生を過ぎれば帰るのは難しい。自我が固まる前の小学校4年生くらいまでに、性格も含めてさまざまな事象を柔軟にとらえられる思考の土台を作ってあげてください。
私の感想
今は、情報過多の時代なので自我が固まるのはもう少し年齢の低いお子様のように感じます。
小学校4年生くらいでというと言うよりは、0歳から12歳までの時期を大切に過ごすことが必要な時代だと思います。