知能について分り易く紹介されている「IQ130以上の子どもの育て方」和田知之先生の本の中から紹介させていただきます。
知識よりも大切な知能
以前は、知識そのものが価値のある時代でした。
現在と違ってインターネトがない時代では、知識を持つこと自体が難しく、なかなか真似できなかったためです。
しかし、インターネットの登場によって誰でも瞬間的に簡単に知識を得られるようになり、価値観は大きく変わりました。もちろん、現在でもものしりや博学の人は凄いと言われますが、「そんなに知っているなんてすごいね。」と言われておしまいです。
カーナビの登場によって道に詳しいことに価値が見出しにくくなったのと同様に瞬間的に調べられることに差はつかなくなっています。
どれほど記憶力に優れた物知りでもインターネットにはかないません。
つまり、同じ知識を持っていた場合、その知識を使って「新たなものを生み出す力=知能」を身につければいけません。
知識だけではなく、その知識を活かすための思考力が必要な時代になったのです。
こうした思考力のある人は、状況に応じてベターな判断ができ得た知識を材料として他の人が思いつかないようなアイデァを生み出せます。
ただ、知識があるだあるだけの人は知識を披露するだけで終わってしまうのです。