2歳児の遊びから見る脳の機能の発達
かんちゃんは、4月に2歳になりました。
1歳から通っているので教室や担当者ともすっかり打ち解けて玄関を入ると一人で教室に入ってきます。
最近は、言葉の発語が増え担当者が言葉を言うとしきりに復唱します。
そんなかんちゃん、今日は、色玉遊びをしました。
色玉にはいろんな形や色があります。そして穴が開いています。
最初は、色玉を無造作に手に取りままごとのコップに入れたりお皿に出したらという遊びでしたが、今日は今までと違う遊びが見られました。
それは、かんちゃんが遊んでいる横で担当者が色玉を積んでいたのです。
かんちゃんは、それを見て「はっ!!」と気が付きました。
「あれ?」・・・・ 今までは、直方体の色玉を横に並べることはしていましたが、縦に積んだところを見たことがなかったので、「これ」を作ってみようと思ったみたいです。まだ、「積む」という言葉は知りません。なのでかんちゃんの頭の中では、視覚的に「これ今までと違う。」という認識だったと思います。
担当者は、あえて直方体の色玉ではなく丸や円柱や重なりにくい色玉を使って重ねていました。
(実は穴が開いているのでその穴のくぼみを利用すれば簡単に重なるのです)
そんなこととは知らないかんちゃんは、いくつもいくつも積み重ねようとしますが、転がったり、安定せず直ぐに転がって落ちてしまいます。
しばらく見ていましたが、積むのをあきらめそうになりそうだったから、かんちゃんの視線の前で「あー・・・穴が開いてる。」「あーかんちゃんが見える」と穴からかんちゃんの顔をのぞきました。
かんちゃんも担当者の顔が見えたので自分も色玉を取って覗こうとしています。でも、穴の向きがあってなくて見えません。穴の向きを合わせてあげて目が合うとにっこり…
と、ちょっと横道にそれながら・・・くぼみに乗せると乗ることを学習しました。
小さいお子様の遊びはとっても刺激的で、シナプスが繋がる瞬間が見えて面白いですね。
みなさんも、ぜひ、お子さま方の遊びや行動を観察して「あ!!今」という瞬間を見つけて見られませんか。
楽しいですよ。